<仮面ライダーガッチャード>「冥黒の三姉妹」“クロトー”宮原華音דラケシス”坂巻有紗 敵役の醍醐味と信念「ヒーローと思いながらやっている」
宮原さん 敵役だから言えるせりふが多いなって。「クソガキ」というワードが、仮面ライダー史上初って聞いて、“初クソガキ”いただきましたって(笑い)。クロトーしか言えないせりふがたくさんあって、楽しんでいます。
◇映画は「三姉妹ファンは胸が苦しくなるかも」
――今回の夏映画、台本を読んでの感想や見どころを教えてください。
坂巻さん 初めて見たときは(悲しいような切ないような表情で)「えっ……」ってなりました。ライダー史上、一番のピンチになるので、皆さんに応援してほしい。とってもパンチが効いた映画。新しい発見など新鮮さも楽しんでいただけたら。
宮原さん 全キャラを応援したくなる。台本を読んだときキャラ全員が愛されているなと感じました。それぞれのキャラが新しい一面を見せられている映画。応援しながら楽しんでください。
――三姉妹のおすすめシーンは?
宮原さん 三姉妹ファンはもう胸が苦しくなるかもしれない。苦しくなるというか切ないシーンなので見てほしいです。
坂巻さん 私は芝居していてつらかったなあ……。キャラ的には、いい意味で振り切れた芝居ができたと思います。アフレコをしていたとき、隣が(仮面ライダーガッチャード/一ノ瀬宝太郎役の本島)純政君でしたが、そのシーンが流れた瞬間、「しびれる!」「カッコいい!」と言ってくれました。
――最後に今後のテレビシリーズの見どころをお願いします。
宮原さん 三姉妹として最後まで関係性がどうなるのか。三姉妹ファンの方は最後まで追ってほしいです。クロトーとしてはハッピーエンドを迎えたいと願っています。
坂巻さん 三姉妹と錬金アカデミーチームとの中間の立ち位置にいるので板挟みというか。人間になるという指標ができたけど、「人間って何なのか」といった葛藤もラケシスの中にはある。そういった部分の芝居も見ていただければうれしいです。
映画は、未来の世界から突如「時空ゲート」を通って出現した敵に、苦戦を強いられる宝太郎たち。現在と未来を守るため、かつて宝太郎たちの窮地を救った、仮面ライダーガッチャードデイブレイク/20年後の宝太郎(DAIGOさん)がいる未来へと向かう……という展開。「爆上戦隊ブンブンジャー 劇場BOON! プロミス・ザ・サーキット」と同時上映される。(取材・文・撮影:遠藤政樹)