【菊花賞】最多6勝目ならずも〝長距離は騎手で買え〟アドマイヤテラ武豊「やりたい競馬はできました」
[GⅠ菊花賞=2024年10月20日(日曜)3歳、京都競馬場・芝外3000メートル] 〝菊花賞男〟武豊は7番人気アドマイヤテラで3着。同レース歴代最多6勝目はならなかったが、さすがの騎乗を見せた。 1周目は後ろから2~3番手。2周目に入ると、ゴチャつく内を尻目に外々を徐々に上がっていくと、3コーナー過ぎでは下りを利用して一気に加速。4コーナーを回りながら先頭に立つ〝勝負騎乗〟で淀を沸かせた。 ルメールのアーバンシックが強く、最後の最後でヘデントールにもハナ差かわされたが、「やりたい競馬はできました」と武豊。「4コーナーは理想の形。決め手の差が出た感じはしたけど、十分に力は示してくれました」と愛馬を称えた。 菊花賞は過去に5勝を挙げている得意レース。記録更新とはいかなかったが、レース後に「長距離は騎手で買え」という古くからの格言を思い浮かべた人も多かっただろう。
東スポ競馬編集部