吉岡里帆、迫田孝也ら、松坂桃李主演『御上先生』で教師役 官僚役に櫻井海音、及川光博ら
2025年1月より放送がスタートする松坂桃李主演のTBS日曜劇場『御上先生』の追加キャストとして、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、櫻井海音、林泰文、及川光博、常盤貴子、北村一輝の出演が発表された。 【写真】生徒役には髙石あかり、奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流、影山優佳ら 本作は、「日本の教育を変えてやろう」という熱意を持ったエリート文科省官僚が高校教師となり、令和の18歳とともに、日本教育にはびこる権力争いや思惑へ立ち向かう、オリジナルの学園ドラマ。松坂とは映画『新聞記者』でタッグを組んだ詩森ろばが、初めてゴールデン帯連続ドラマの脚本を担当する。 日曜劇場初主演となる本作で松坂が演じるのは、東大卒のエリート文科省官僚の御上孝。とある出来事を機に「日本の教育を変えてやろう」と文科省官僚になった御上だが、現実はほど遠いものだと気づく。「考える」力を身につけるための教育改革も名ばかりで、日本の中枢は改革どころか、自分たちの保身ばかりを考えている。さらには子供たちが未来を夢見る教育現場までも、大人の権力争いの道具に成り下がっていることに気づいていく。そんな中、新たに設けられた官僚派遣制度によって御上に私立高校・隣徳学院への出向が命じられる。実質、エリート官僚にくだされた左遷人事。しかし御上は、制度を作っている側にいても変えられない、ならば現場から声をあげ、制度の内部からぶっ壊せばいいと自ら教壇に立ち、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく。 新たに出演が発表された8名は、松坂演じる“官僚教師”こと御上を取り巻く教師および官僚役を演じる。吉岡は御上が受け持つ3年2組の副担任で生徒からの信頼も厚い国語教師・是枝文香役、迫田はエリート官僚である御上の赴任を面白く思っていない3年の学年主任・溝端完役、臼田は生徒や教師たちの心のケアを行う養護教諭・一色真由美役、櫻井は御上の文科省の後輩で現在の状況に葛藤を抱える津吹隼人役、林は神出鬼没の謎の男・中岡壮馬役、及川は御上の隣徳学院への赴任を後押しした文科省初等中等教育局局長・塚田幸村役、常盤はコンビニのパートとして働く元隣徳学院の教師・冴島悠子役、北村は隣徳学院を新設して東大入学者数が県内ナンバーワンの進学校にまで創り上げた理事長・古代真秀役をそれぞれ担当する。 新キャストの発表とあわせて、飯田和孝プロデューサーからはコメントも寄せられた。 飯田和孝(プロデューサー)コメント 子供は大人の下に存在する、学生は大人の管理下にある、もちろん安全面など大体において正しいと思うので すが、欧米に比べてこの管理意識が異様に高いのが日本なんだそうです。18歳から成人とされたにもかかわらず、この構図は変わる気配はありません。そしてこの構図が、「人のせいにする大人」を生み出しているとさえ言われています。 このドラマで、御上先生に影響を受けるのは、29人の生徒だけではありません。登場する大人たちも、御上先生の「考えろ」という言葉に突き動かされていきます。学校、文科省、さまざまな場面で、御上先生の言葉を感じ、変化していきます。大人たちが、自分の弱さを認め、考えて、変化しようとする時、生徒と同じように大人も成長していきます。社会が抱える問題、私たち大人が見て見ぬ振りをしてきた問題に、この登場人物たちが向き合わせてくれます。 撮影が始まって2か月弱、大人キャストの生徒を見る目は、子供に対しての目ではありません。一緒にシーンを構築していく俳優部として、切磋琢磨する仲間として、その場にいます。時にアドバイスを、時に場を和ませてくださる皆さんと生徒のシーンは、緊張感と温かさとが入り混じっている不思議な感覚があります。 『御上先生』で生徒たちを輝かせる大人たちの弱さや葛藤、嫉妬、執念、さまざまな感情に、自身を投影して、共感していただけたら嬉しく思います。
リアルサウンド編集部