電話de詐欺 「口座開設勧められたら詐欺疑って」 千葉県警が注意喚起
チバテレ(千葉テレビ放送)
固定電話などを利用した特殊詐欺が相次いでいます。 千葉県内の9月末までの電話de詐欺の被害額は25億円あまりに上り、主に警察官などを騙ったオレオレ詐欺が目立っています。 千葉県警によりますと、2024年に入ってから9月末までの県内の電話de詐欺の認知件数は660件で、2023年の同じ時期に比べ40パーセントほど減少し、過去5年間で最も少なくなりました。 一方で、一回の事件で多額の現金が狙われる傾向にあり、9月末までの被害額は25億6000万円に上り、2023年の同じ時期に比べ3億2800万円増額していて、過去5年の最高額を更新しました。 詐欺の主な手口は、警察官や検察官を装い、犯罪の解決金名目で現金をだまし取るいわゆる「オレオレ詐欺」で、2024年8月には松戸市の73歳男性が、現金約5200万円をだまし取られていたことが分かっています。 一連の詐欺は犯罪グループによるものとみられていて、2024年は被害者にインターネットバンキングを契約させ金を振り込ませる手口が急激に増えています。 県警捜査四課の中田秀次特殊詐欺対策室長は「電話口で口座の開設を勧められた場合、詐欺を疑ってほしい」と注意を呼び掛けています。
チバテレ(千葉テレビ放送)