山川美由紀が連続優勝で完全復活をアピール/ボートレース芦屋
ボートレース芦屋の「ヴィーナスシリーズ第13戦 スポニチ杯」は23日、対岸側から6メートルと強い斜め向い風が吹く中で優勝戦が行われた。 枠なり3対3の進入から、4号艇の地元・藤崎小百合がここぞとばかりにコンマ05の快ショット。外の赤井睦と平田さやかもコンマ09、07のSで続いた。1号艇で人気を背負った寺田千恵もコンマ11の好スタートを踏み込んだが、2、3コースの山川美由紀と滝川真由子がややへこんでしまった。スリット後に内を絞り込んだ藤崎に対して、1マークは寺田が必死の抵抗。藤崎は大きく流れて、寺田もターンマークを外してしまい、その隙を突いた赤井のまくり差しが入ったかと思われた。 しかし、まくられながらもブイ際へ綺麗に差しを入れた山川がバックで伸びて、続く2マークは内有利に先マイ。外を握った赤井は流れ、立て直した寺田の差し返しも届かず、単独首位へ抜け出した山川が1着でゴールした。2着は寺田、3着には藤崎が入線。2連単2-1は1,120円(4番人気)、3連単2-1-4は3,610円(13番人気)で決着した。 前走地の大村で5年8か月ぶりの優勝を飾ったばかりの山川は、その大村戦と同じく1号艇・寺田を破って連続Vを達成。相棒の11号機は中堅機だったが、2日目にセット交換。「以前にも換えられていたけど戻っていたので、別のものに換えてみたら回転が上がるようになった。自分のペラが使えるようになりましたね」と大正解を出した。近況はA2級に甘んじているが、今期勝率は7点を大きく越えるなど絶好調。更にこの連続優勝で完全復活したと言えるだろう。
マクール