米天然ガス生産EQT、販売量見通し下方修正-5月末まで減産計画
(ブルームバーグ): 米天然ガス生産最大手EQTは5月末まで減産する計画だ。需要不振でガス価格が4年ぶりの安値付近で推移していることが背景。同社は2024年の販売量見通しも引き下げた。
こうした動きは、今年に入ってからの天然ガス価格低迷に業界が耐えられないことを浮き彫りにするものだ。米天然ガス先物はここ数カ月、新型コロナウイルス流行拡大期に記録した安値を付けている。暖冬で需要が抑制されると同時に、シェール掘削業者の生産急増で供給が市場にあふれた。
EQTは23日発表した決算で、通期販売量が2100-2200bcf(10億立方フィート)相当になるとの見通しを示した。従来は2200- 2300bcfを見込んでいた。新たな見通しは5月末までの1日当たり1bcfの生産抑制に基づくもので、市況次第ではさらに減産する可能性もある。
同社は先に、3月末まで生産量を差し引き30-40bcf減らすと表明していた。
原題:EQT Cuts Sales Guidance, Plans to Curtail Production Through May(抜粋)
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Elizabeth Elkin