ディズニー、時間外で株価下落-ストリーミング契約者数が予想下回る
(ブルームバーグ): 米ウォルト・ディズニーは1-3月(第2四半期)のストリーミング事業「ディズニー+(プラス)」定期契約者数がアナリスト予想を下回り、通期の利益見通しも予想に届かなかった。これを受けて米国時間7日早朝の時間外取引で、株価は急落。アナリストとの電話会議中にはさらに下落し8.2%安となった。
ディズニーは通期の増益率見通しを20%から25%へと引き上げたが、アナリストらは25.5%の増益を見込んでいた。3月30日まで3カ月のディズニー+契約者数は1億5360万人。市場予想は1億5566万人だった。
これらを除けば、1-3月の決算はおおむね堅調な内容だった。
3月30日まで3カ月間の一部項目を除く1株当たり利益は1.21ドルとなり、アナリスト予想平均の1.12ドルを上回った。売上高は1.2%増の220億8000万ドル(約3兆4100億円)。アナリスト予想は221億ドルだった。
パークを含むディズニー部門の利益は12%増加、ストリーミング事業の損失は1800万ドルと前年同期の6億5900万ドルから縮小した。ボブ・アイガー最高経営責任者(CEO)の下、ディズニーの再建が勢いを増していることが示唆される。
「ディズニー+(プラス)」と「Hulu(フールー)」を含むが「ESPN+」は含まない消費者直販のエンターテインメント部門は4700万ドルの利益を計上した。
ヒュー・ジョンストン最高財務責任者(CFO)は電話インタビューで、「予想よりも早く黒字になった」と語った。
「ESPN+」を含むストリーミング事業全体は、第4四半期に黒字になると予想しているとジョンストン氏は述べた。
原題:Disney Beats on Profit, Raises Outlook Despite Revenue Miss (1)、Disney Tumbles on Streaming Subscriber Miss, Weak Profit Outlook(抜粋)
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Thomas Buckley