「極めて重要だ」大谷翔平、水原一平被告とかつての盟友へ捜査が!? 米メディア「証拠なしの事件では…」
水原一平被告の裁判が進む中で、ロサンゼルス・エンゼルス時代に同僚だったデビッド・フレッチャー内野手(現:アトランタ・ブレーブス傘下)も、一連の賭博スキャンダルの捜査対象になっている。MLBだけでなく、法執行機関も動く可能性があると、米メディア『ESPN』が報じた。 【写真】日本人メジャーリーガーの歴代最高年俸ランキング 水原被告は銀行員を騙し、自身をロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手であると偽って、大谷の口座から1700万ドル(約26億6000万円)を不正に送金していた銀行詐欺罪と、虚偽の納税申告書を提出した罪に問われている。送金先の相手は胴元のマシュー・ボウヤー氏で、違法賭博による借金を返済するために大谷の口座からお金を盗み出していた。そして、フレッチャーは以前、ボウヤー氏と面識はあるが自分が水原被告をボウヤー氏に紹介したわけではないと明かし、ボウヤー氏の組織で賭けをしたことはないとも語っている。 しかし、同メディアによると、フレッチャーがボウヤー氏を通じてスポーツ賭博をしていた可能性が浮上したという。野球以外のスポーツに賭けていたとされるが、それが違法賭博だった場合、出場停止ではなく罰金が科される可能性が高いとのこと。MLBが捜査に乗り出しているが、証拠をどこで入手するかという大きなハードルに直面している。MLBに強制力はなく、フレッチャーが刑事捜査の対象となる可能性があると主張すれば、協力を拒否する権利があるためだ。MLB関係者は「証拠がない今回のような事件では、政府の協力が極めて重要になる」とし、法執行機関に支援を要請することを示唆している。
ベースボールチャンネル編集部