「紅白に出すなよ」「どういう神経」NHK“ジャニー喜多川特番” STARTO取締役の元理事直撃に称賛も「起用解禁」とのアベコベに批判殺到
10月20日に『NHKスペシャル』で「ジャニー喜多川 “アイドル帝国”の実像」が放送された。2019年に、87歳で亡くなったジャニー喜多川氏と、ジャニー氏の姉で、2021年に93歳で亡くなったメリー喜多川氏の来歴や功績とともに、ジャニー氏の没後に噴出した所属男性タレントへの性加害問題も取り上げられた。 【写真あり】性加害現場とされるNHK内の「魔の7階トイレ」 番組では、旧ジャニーズ事務所からマネジメント業務を引き継いだ「STARTO ENTERTAINMENT(以下、STARTO社)」で現在、取締役を務めている元NHK理事の若泉久朗氏を直撃するなど“攻めた”姿勢を見せており、称賛の声も聞かれる。 ただ、X上では直近のNHKの発表とのアベコベさを指摘する声も相次いでいる。 《Nスペやったんだから紅白にジャニ出すなよ。まぁ絶対出るけど》 《NHKどういう神経でこの特集やってるん?旧ジャニーズの起用再開と発言した時点でも上からやなと思ったけど、このタイミングでこれを放送するって…メディアも同罪でしょ。意地でも紅白に出ないで欲しい》 《ジャニー喜多川性加害。NHKは若泉久朗氏をスケープゴートにしようとしてて、自社がタレント起用を再開する事に関してはまるで自責の念はないですね》 10月16日、NHKの稲葉延雄会長は、STARTO社のタレントの起用を再開すると発表。この姿勢と、STARTO社への批判的な番組内容が矛盾しているように見えた視聴者も多かったのだろう。ただ、番組の最後には「2024年10月16日 NHKはスタートエンタテイメントの所属タレントへの出演依頼を可能とすると発表した」のテロップが掲げられ、その下には「この問題はこれで終わったとは考えていません」から始まる長文のコメントが表示された。 「長文コメントの内容から、もしかすると番組の制作スタッフは、STARTO社のタレントの起用再開をうかがわせる局の方針に納得がいっていないのかもしれません」(前出・芸能プロ関係者) 今回の番組が視聴者側に生じさせた混乱を、NHKはどのように収拾するのか……。