23年12月、企業物価横ばい 飲食料品の値上げ落ち着き
日銀が16日発表した2023年12月の国内企業物価指数(20年平均=100、速報)は前年同月に比べて横ばいの119.9だった。21年3月以降、指数が前年を上回る状況が続き、23年11月は0.3%上昇だった。飲食料品の値上げの動きが落ち着き、電気・都市ガス代が大幅に下がったことが影響した。 同時に公表した23年平均は前年比4.1%上昇の119.6だった。過去最大の上昇率だった22年の9.8%から大きく鈍化した。 企業物価指数は企業間で取引される商品の価格水準を示し、家庭が購入するモノやサービスの価格動向を表す消費者物価指数の先行指標とされる。