小さかった息子の靴が、あっという間に私のサイズを超えて...【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】
いま、巷で「短歌」ブームが起きているのをご存知でしょうか? ミモレでは、ミドルエイジ女性読者から「人生の午後に詠む短歌」を募集中。女性たちの短歌を紹介していきます。
大きくなった息子の靴
玄関に 置かれた靴の 大きさに 君と過ごした 月日を思う 作者/ ET33さん(40代) 解説: 玄関に置かれた10歳の息子の靴。 気が付けばすでに私より大きなサイズを履くようになりました。 小さい小さい靴を履いていたのがつい最近のような気がするのに、あっという間にこんなに大きくなったのかと思うと、何とも言えない思いです。 『人生の午後を詠む短歌 #ごごたん』 とは? 何気ない日常の気づきや、ちょっと笑える瞬間、切ない気持ち……などを5・7・5・7・7の5句31音の歌体で表現する。短歌とは、古くは万葉集の時代から使われてきた一種の自己表現です。 特に、さまざまな人生経験を重ねてきた女性たちの歌には多くの共感の声が寄せられ、また生き方を見つめるヒントがたくさん詰まっていると話題を呼んでいます。