「推しのトラブル」に自分まで落胆...「気落ち」から抜け出す方法
逆に、今は「いい人になった」ケースも
逆に、過去には悪いところがあったけど、反省して心を磨き、今はいい人に成長したというケースもあります。だから5年、10年前に悪いことをしたことがあっても、深い反省を経て、今は生まれ変わったように「全くの別人」になっていることもあります。 そんなときに、「過去に犯した愚かな行為」の印象がずっと残っていたり、今になって公になってしまったりすると、本人もやりきれなくなってしまうことはあるでしょう。 ただ、ひどい行為というのは、やった人よりもやられた人のほうが覚えているもの。やった側が「昔のこと」だと思っていても、やられた側の人生では「まだ終わっていない」ということも少なくありません。ましてやトラウマができてしまった場合は、長い間苦しみ続けていることも。 その場合は、時効とか法的なことは置いといても、「人としてきちんと謝罪すること」は大事なことです。 もし応援している有名人が、そんな加害者側の立場である場合は、「“今のその人”が、どんな言葉を発し、どんな行動するのか」は、冷静に見る必要があります。そこに、「本当にその人は、改心したのかどうか」も見えてくるからです。 推し活は楽しいことですが、気をつけないと自分の人生をおざなりにしてしまうこともあります。“本当に応援する(愛する)”ためにも、大事なことがあるのです。次のページで紹介します。
「自分の人生」を歩んでいく必要も
基本、“推しの存在”はファンの心の中にいるので、(ファンにとっては)一心同体の気持ちでいることが多いもの。だから、「推し」の苦しみが自分の苦しみとなり、たとえ残念な報道が出ても、「その事実は受け止められない」「推しの出来事が自分のことのように感じて、精神が弱ってしまう」なんてことも起こり得ます。 もちろんそこまで人を愛し、応援する思いは素敵なことではありますが、私たちは誰もが他人の人生に乗っかるのではなく、「自分の人生」を歩んでいく必要があります。 そのためにも、“推しの人生”に右往左往しすぎないこと、適度な距離をもっておくことは大切なのです。