ファンウェルメスケルケン際が語ったオランダから川崎移籍を決めた背景。新SBが初のJリーグでマッチアップしたいのは?
川崎のイメージは?
1月23日、オランダ1部のNECから川崎へ加入したDFファンウェルメスケルケン際がチームに合流し、想いを語った。 【PHOTO】リーグの覇権奪回そして悲願のACL制覇を目指す川崎が、新体制発表会を開催 甲府のアカデミー育ちのSBはオランダ人の父と日本人の母を持ち、これまでドルトレヒト、ズウォレ、NECなどでプレー。29歳にして初のJリーグでのプレーとなる。 川崎に関しては「何回も優勝している強豪。良いサッカーをしているイメージがあります」と話し、「良い人ばかりで声をかけてくれています。ゴミスだったり英語をしゃべる選手もいて良い雰囲気」と語った。 移籍の背景としてはこう明かす。 「夏の段階でどういった方向性へ進んでいくか代理人と話しながら、NECに話をいただいて、その段階で冬の移籍を視野に入れながらサインをさせていただきました。そして川崎さんから話をいただいて、ACLを含めてたくさんの試合もあるので、元々好きなチームであり、武岡優斗くん(甲府で接点のある川崎OB)の話も訊きながら行きたいチームでした」 今季の川崎はこれまでチームを支えてきた両SBの登里享平、山根視来が移籍。その点で両サイドをこなせるファンウェルメスケルケン際の加入は大きいと言えるだろう。 自身の特長については「僕自身周りの選手を見て、合わせて動いて、ポジションを取って、周りを生かしてプレーするタイプなので、サイドに張ってプレーするだけでなく、中に入ってフレキシブルにプレーするのが得意です」と説明。 そしてJリーグでマッチアップしてみたい選手についてはこう話してくれた。 「海外にいた選手が戻ってきたりしていますし、京都の豊川(雄太)選手だったり、連絡をいただいた選手もいるので、そういた選手たちと、日本でプレーできるのは楽しみです」 リオ五輪に向けたアンダー世代の日本代表に選ばれた経験もあり、同世代の選手らとも連絡を取り合っていたという。同じリオ世代の川崎の大島僚太とのプレーも「楽しみ」と笑顔を浮かべる。 移動の疲れはあるようだが、オランダではすでに公式戦を戦ってきただけにコンディションは良さそう。どんな活躍を見せてくれるか大いに楽しみだ。 取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)