オリンピックまで2か月 パリで宿泊費に異変 高騰後、値下がり…背景に何が?
■不便な生活を抜け出したい市民と、高すぎる宿泊費で見に来られない観光客
市民たちが家を貸す動きが広がり、民泊の供給は約2倍に急増しました。家を貸した経験があるエリザベットさんも、民泊に出すことにしています。 自宅貸し出しを希望 エリザベットさん「アクセスがいいので『オリンピックが見たい』というご家族の役に立ちたいです」 1週間で料金は約21万円ですが、問い合わせがないため当初の(1週間)32万円から大きく値下げをしました。 宿泊費は、今年初めから4月にかけて21%も下落しています。フランスメディアによると、通常、夏の外国人観光客は全体の2割あまりですが、オリンピック期間中は、その半分程度にとどまる見通しとなっています。 ネックは高い滞在費用。ホテルの予約率は6~7割にとどまっています。 エリザベットさん「(Q.オリンピックがなかったら、もっと簡単に貸せましたか?)いい質問ですね。分かりません。来年、もう一度試してみます」 不便な生活を抜け出したい市民と、高すぎる宿泊費で見に来られない観光客。それぞれのニーズを満たす解決方法は見つかるのでしょうか。