小松・八町の子供役者 お旅まつりへ初稽古 勧進帳「大きな声で」
小松市で来年5月に行われるお旅まつりで、子供歌舞伎を演じる「八町こども歌舞伎」の子供役者5人は27日、龍助町の松雲堂で初稽古に臨み、本番に向けて意欲を高めた。 子供役者は日本舞踊家で歌舞伎役者の千川貴楽(せんかわきらく)さん(62)=山形県酒田市=に教わりながら、上演する義太夫仕立ての「勧進帳」のせりふを読み合わせた。 5人は、曳山を持つ市内8町のほか、市の「こまつ歌舞伎未来塾」や「市民歌舞伎こども入門コース」で学ぶ小学3~5年生を対象に募った。26日に配役が決まった。3月ごろから立ち稽古を予定する。 弁慶役の近松葉(こんまつは)さん(芦城小5年)は「お客さんに楽しんでもらえるよう頑張りたい」と力を込め、富樫役の村尾苺香(まいか)さん(同)は「弁慶に負けない大きな声で威圧感を出したい」と意気込んだ。配役は次の通り。 ▽武蔵坊弁慶 近松葉(芦城小5)=大文字町▽富樫左衛門 村尾苺香(芦城小5)=寺町▽軍内六郎(番卒) 八幡瑠奈(芦城小4)=大文字町▽権内次郎(番卒) 三井いはる(稚松小4)=材木町▽源義経 佐藤佳帆(稚松小3)=園町