総統選投票のため海外から帰省 台湾、対中融和派の組織的動きも
【台北共同】13日の台湾総統選を前に、海外在住の有権者が投票のために続々と台湾に帰省している。中でもビジネスで中国本土に住む台湾人が組織的に帰省する動きが目立つ。対中融和路線の国民党支持者が多いとみられ、中国による選挙介入の一環だとの指摘もある。 中国本土には15万人以上の台湾人が住んでいるとされるが、台湾には在外投票の制度がない。台湾メディアによると、大陸に進出する台湾企業で組織する団体は、投票を促すため航空会社と提携して割引チケットを準備した。 台湾の民間シンクタンク研究員は、こうした帰省支援は中国による選挙介入の一環だと批判する。一方、日本や欧米から戻る人も多い。