卓球・平野美宇「結果を残す」ファン感謝祭で150人と交流 パリ五輪へ応援を力に
卓球Tリーグ男子の木下マイスター東京と女子の木下アビエル神奈川は27日、拠点の川崎市内で「ファン感謝祭」を開催した。2023―24シーズンは3月に終了。トークショーやサイン、写真撮影会、選手が小さいラケットやサンバイザーを使う特殊ルールで行われたラリー対決で約2時間、日頃から応援してくれる約150人のファンと交流し、直接、感謝を伝えた。 男子で2季ぶり4度目優勝を飾った東京は、大島祐哉、田添健汰、萩原啓至、松島輝空(そら)が登壇。主将の大島は「応援のおかげで優勝することができました。チーム一丸となって、いいチームになれていると思うし、卓球界が盛り上がってくれていたらいい。来季は必ず連覇をするということを目指して頑張っていきたい」と熱く思いを語った。この日は特殊ルールでのラリー対決でも、小さいラケットやスリッパの裏側を駆使して大活躍し、ファンを喜ばせた。 女子でレギュラーシーズ1位となった神奈川は、昨年引退した石川佳純さんの後を継ぎ、今季から主将を務めた平野美宇、張本美和、長崎美柚、木原美悠、牧野美玲、藤本和花、桜井花が登壇。平野主将は選手を代表して「ファイナルで負けてしまい、2位で悔しい思いはしたけど、個々のレベルはTリーグを通して成長できたと思います。ホームだけでなくアウェーでも応援に来て頂いて、本当にたくさんの方に応援して頂けるチームに成長できたと感じています」と感謝を伝えた。 背番号「14」のタオルを持った人も多く、サイン&写真撮影ではファン一人ひとりと目を合わせて会話した。約2時間の交流で力をもらった24歳は、2大会連続出場が決まる今夏のパリ五輪で頂点に挑んでいく。「(Tリーグでは)今年はファイナルでも王座奪還できるように頑張っていきたい。Tリーグだけでなく(五輪など)たくさんの試合があるので、そこでも結果を残して、皆さんにまたTリーグに見に来たいと思ってもらえるように頑張りたいと思います」と強い決意を示していた。
報知新聞社