「平和のバトン受け継ぐ」 高校生平和大使らが集会
核兵器廃絶を求める署名を国連に届ける「高校生平和大使」らは9日午前、長崎市の爆心地公園で集会を開き、核なき平和な世界を目指す決意を示した。岩手県立釜石高2年の佐藤凜汰朗さん(17)は宣言文を読み上げ「私たち若者が被爆者、戦争体験者から平和のバトンを受け継ぎ、未来につないでいく」と誓った。 朝日が照りつける中、16都道府県の平和大使「高校生1万人署名活動実行委員会」メンバーら計約100人が集まった。参加者らは原爆落下中心地碑を囲む「人間の鎖」をつくり、79年前に原爆がさく裂した空を見上げた。