炎上した「靴下屋」Xは、一体何に謝罪しているのか 発端の「破れないストッキング」論にもダンマリ
靴下ブランド「靴下屋」を展開する東証スタンダード上場のタビオ(大阪市浪速区)が、公式Xアカウント「Tabio靴下屋」の「不適切投稿」について謝罪した。Xと公式サイトに文書を公開した。 【画像】「何度も言いますが…」削除された投稿の一例 「メーカーはわざと破れないストッキングを作っていない」といったSNS上の意見をめぐり、「作れるんなら作ってます」などとしていた投稿などを指しているとみられる。J-CASTニュースは「破れないストッキング」についての公式見解を尋ねたが、タビオは「コメントは差し控えさせていただきたく存じます」とした。 ■「『破れないストッキング』は都市伝説、陰謀論の領域」 発端となったのは、破れないストッキングを作る技術力はあるものの、買わせるために穴が開く生地にしているという可能性を指摘する投稿が拡散されたことだ。 靴下屋のXは「何回も言うけど、『破れないストッキング』は都市伝説、陰謀論の領域です。作れるんなら作ってます」と反論。さらに、「工場さんもよく言います。『そんな繊維でストッキングとか靴下作ったら、指飛ぶで?』っと」「何度も何度も言いますが、耐久性を求めるなら、肌色タイツ、ストッキング感覚の靴下を使ってください」などと投稿していた。 これに、高圧的に見えるなどとする指摘などが集まり、女性ユーザーを中心に批判の声が寄せられていた。 なお、一連の投稿は16日までに削除されている。 16日に公開された「従業員のSNSにおける不適切投稿に関するお詫び」と題したお知らせでは、 「2024年12月13日(金)にXの弊社公式アカウントで行なった投稿につきまして、多くのご意見を賜りました」「本件に関して弊社で調査しましたところ、弊社ガイドラインに反して、不適切な表現が含まれた投稿をしていることが確認されました」 として「多くの皆さまにご不快な思いをさせてしまいましたこと、深くお詫び申し上げます」と謝罪しているが、どの発言が不適切だったかについては触れられていない。 批判には言葉遣いや「高圧的に見える」といった指摘が多くみられたが、本来の主題であったはずの「破れないストッキング」の製作について、投稿内容は正しいのだろうか。 J-CASTニュースは16日、タビオに取材を申し込み「破れないストッキング」をめぐるSNS上の意見に対する見解や、投稿されたXの「破れないような強度の繊維でストッキングを作ったら指が飛ぶ」との趣旨の意見について実際はどうなのかの見解を求めた。しかし、「すでにXおよび弊社ホームページ上に掲載させていただいております文書以上のコメントは差し控えさせていただきたく存じます」との回答だった。