衝撃の“退団”に…減額超え年俸ダウンで自由契約を選んだ大物(3)激震したまさかの“流出”
東北楽天ゴールデンイーグルスの田中将大が、減額制限を超える大幅な減俸を提示され、退団を決断した。プロ野球では、減額制限(年俸1億円以下は25%、それ以上は40%)を超える年俸を提示された場合、自由契約を選択できる。ここでは、減額制限超えの年俸ダウン提示を受け、自由契約を選んだ歴代選手を紹介する。
嶋基宏
・投打:右投右打 ・身長/体重:179cm/84kg ・生年月日:1984年12月13日 ・経歴:中京大中京高 - 国学院大 ・ドラフト:2006年大学生・社会人ドラフト3巡目 球団初のリーグ優勝・日本一に貢献し、東北楽天ゴールデンイーグルスの象徴的存在となった嶋基宏。だが、2019年オフに減額制限を超える減俸提示を受け、まさかの退団となった。 国学院大から2006年大学生・社会人ドラフト3巡目で楽天に入団。ルーキーイヤーから125試合に出場するなど、早くから正捕手格となった。 2010年には127試合に出場し、打率.315、3本塁打、43打点、9盗塁の好成績を収め、自身初のベストナインとゴールデングラブ賞を獲得。同年オフに選手会長に就任するなど、チームを牽引する存在になった。 2013年には司令塔としてリーグ優勝・日本一の原動力となり、その後もチームに欠かせない存在となっていた。 しかし、2019年は度重なる故障でわずか57試合の出場にとどまると、球団側は同年オフに減額制限を超える条件を提示。嶋は、自由契約を選択した。 2020年から東京ヤクルトスワローズに活躍の場を移すと、2022年には選手兼任コーチに就任。同年限りで現役を退いたが、引退後もコーチとしてヤクルトに残り、来季からは一軍ヘッドコーチを務めることが決定している。
ベースボールチャンネル編集部