名脇役「ウズラの卵」のピンチを救え! 支援に乗り出した市役所 メーカーや直売所も新商品開発に奮起 愛知・豊橋市
ピンチでも諦めない! 新商品開発で形状や味に一工夫
ウズラの卵が余ってしまい、農家や加工会社が困っている現状を打破しようと、支援に乗り出した豊橋市。 6月24日、市役所をたずねてみると、ウズラの卵が大量に運び込まれていました。その数、約5万個! 賞味期限が迫った卵の水煮を職員たちで食べようと企画したのです。職員のみなさんは、お弁当にトッピングするなどして楽しんでいました。
加工会社も、新たな食べ方を模索しています。天狗缶詰では、卵を細かく砕いて味付けしたクラッシュタイプのウズラの卵の開発を進めています。 天狗缶詰 営業本部 飯田昌宏課長: 「おいしくて安心安全で適正価格のものを開発し続けていきたいと思っております」
さらに、ウズラの卵の組合が運営する直売所では、新鮮なウズラの生卵だけでなく、柚ポン酢味に、ガーリックとバジルで“ガバジ”味、すき焼き味にカレー味など、お客さんの要望から13種類の味付け卵を開発しました。去年はハート型の水煮を開発! さまざまな人に食べてもらおうと工夫を凝らします。 お客さんの中には「1週間くらい前に来たんですけど、おいしかったのでまた来ちゃいました」と、100キロ以上離れた静岡県静岡市から来たという人もいました!
豊橋養鶉農業協同組合 松ケ迫準一さん: 「ピンチだから諦めるのではなくて、どうしようかって考えて、ここをきっかけにいろいろなことをやっていけたらなと思ってます」 おいしくて、栄養価も高く、見た目もかわいいウズラの卵。名産品を守るための試行錯誤は、これからも続いていくことになりそうです。