並木通りに21階タワマン完成、全216戸完売 いわき駅前再開発
福島県いわき市の中心市街地活性化を目的としたいわき駅並木通り地区の再開発事業で、地権者らでつくる再開発組合は23日、事業の住宅部分として整備を進めていたタワーマンション「ミッドタワーいわき」が完成し、26日から入居者らへの引き渡しを始めると発表した。 隣接する商業・業務棟は3月に完成しており、同地区の再開発が終了する。並木通り地区の約1・1ヘクタールの区域は住宅棟のミッドタワーいわきと商業・業務棟「63プラザ」などで構成される「並木の杜シティ」として再開発事業が進められていた。 事業は2017年度に始まり、事業費は130億2800万円。 ミッドタワーいわきは21階建て。全216戸は完売している。4階建ての63プラザは一部テナントがまだ決まっていない。
いわき駅周辺の近年の主な開発事業は【地図】の通り。エスパルいわきや「Paix Paix(ペッペ)」が開業し、現在は駅の北側で磐城平城の公園整備が行われているほか、駅直結型の松村総合病院の建設工事が来年着工する。 内田広之市長はミッドタワーいわきの完成について「いわき駅周辺のさらなるにぎわいや経済、観光面での盛り上がりも期待できる」とコメントした。
福島民友新聞社