朝食を食べる前に歯を磨くべき? 専門家が回答
※この記事は、海外のサイト『delish』で掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。 白く輝く歯のために、一日に少なくとも2回、1回につき2分間は歯を磨くように教えられた人は多いのでは? さらに毎日のフロスや舌磨きの重要性についても、説明を受けたことがあるかもしれない。 では、歯磨きのタイミングについてはどうだろう。朝食のパンケーキを食べる前、それともコーンフレークを食べた後に歯を磨くべき? 朝食前に歯を磨くと、口内に残った歯磨き粉の味で、朝のオレンジジュースが台無しになるリスクもある。
信じられないかもしれないけれど、一般的な意見では朝食を食べる前に歯を磨くべきだと言われている。でも、それはどうして? 米「ヘルスライン」の記事によると、一晩を通して口内に溜まった細菌の除去や唾液の分泌促進を含むいくつかの理由があるみたい。 「歯垢の原因となる口内細菌は、寝ている間に増殖する」と記事には書かれている。「フッ化物配合の歯磨き粉でこれらの細菌を洗い流すと、歯垢と細菌が除去されます。さらに、歯磨き粉がエナメル質をコーティングし、食べ物に含まれる酸に対する保護バリアとして機能します」
さらに、朝一番に歯を磨いたほうがいい理由について、昨年『ニューヨークタイムズ』に掲載された記事は興味深いもう一つの回答を紹介している。その回答とは、単に歯磨きを忘れてしまうかもしれないから、というもの。 「家を出るまでに歯磨きをしないと、まったく歯を磨かないことになってしまいます」と、ゴンザレス・カベザス博士は『ニューヨークタイムズ』に語っている。朝食を食べた後にどうしても歯を磨きたい場合は、食後30分~1時間待ってから歯を磨く、酸性の食べ物を避けるなどの注意事項を覚えておこう。
translation : Mutsumi Matsunobu cooperation : Yumi Kawamura photo : Getty Images