<一貫の春>センバツ・広島新庄 “文武両道”目指す 野球部員ら「勉強の日」 /広島
教室にノートを滑るシャープペンシルや教科書を繰る音だけが響く。5日、北広島町の広島新庄高校。第92回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)への出場を決めた硬式野球部は練習を休み、この日を「勉強の日」とした。約60人の部員が2つの教室に分かれ、約1時間半の自習に臨んだ。 【動画】センバツ出場校、秋季大会熱闘の軌跡 部員による勉強の日は週1回あり、その日ばかりは野球を忘れて教科書やノートに向き合う。“文武両道”を目指す部員たちの意識も高く、自習中は私語が漏れることもない。 5日、英語に取り組んだ渡辺紘作選手(2年)は「先生に渡された、苦手克服のためのプリントを終わらせたい」。全部員が寝食をともにする寮でも、消灯後に自室でペンを握る選手は多いという。【手呂内朱梨】