空き店舗、茶を語らう場に 富士にほうじ茶専門店 生産者がこだわりの一杯提供
富士市とまちづくり組織の富士TMOの開業支援事業「あなたも商店主事業」で事業採択されたほうじ茶専門店「茶舗焙焙焙(ちゃほばいばいばい)」が9日、同市吉原4丁目の空き店舗で営業を始める。市内の茶農家4人でつくる会社「日本茶茶茶(にっぽんちゃちゃちゃ)」が運営する。 メンバーが日替わりでカウンターに立ち、茶文化や産業の振興を目指してこだわりの一杯を提供する。メニューはメンバーが2021年に開発した最高品質のほうじ茶「凛(りん)茶」を使ったラテやソーダなど多種多様。ティーバッグやジャムなどの茶製品も並べるという。 山田典彦代表(47)は「ほうじ茶を飲みながら生産者との会話を楽しめるお店。地域を盛り上げ、ゆくゆくは世界進出を目指す」と抱負を話した。 中心市街地活性化を目的にした同事業は、空き店舗への出店希望者に家賃や改装費など最大150万円を補助し、開業後も経営相談などに応じる。
静岡新聞社