＜日・巨＞2回、坂本は先制ソロを放ちナインと喜び合う　（撮影・西川祐介）

　◇交流戦　巨人7―2日本ハム（2024年6月14日　エスコンF） 　巨人は敵地で日本ハムに快勝し、2年ぶりの大型連敗を6でストップ。今月6日以来8日ぶりの白星を挙げて今季30勝目に到達し、勝率を5割に戻した。 　2回、坂本が4月25日の中日戦（東京D）以来50日ぶり弾となる4号ソロを放って幸先良く先制した。 　試合前まで8打席連続無安打中だった坂本は「7番・DH」に入り、2試合ぶりに先発復帰。 　先発7番は2023年4月29日の広島戦（東京D）以来412日ぶりで、DH起用は2018年6月3日のオリックス戦（京セラD）以来2203日ぶりだったが、その第1打席で結果を出した。これが通算292本塁打目。真弓明信（阪神）のNPB歴代47位記録に並んだ。 　3回には相手の適時失策と萩尾の適時打で2点を加えて3―0。3―1で迎えた5回には吉川が35日ぶりの一発となる2号3ランを放ち、昨オフにオリックスからFA宣言した際に獲得に乗り出すも失敗した相手先発左腕・山崎福也から6点（自責4）を奪って5回でKOした。 　6―1で迎えた7回には萩尾の犠飛で7点目。 　投げては先発右腕・戸郷が4回に水谷、7回に松本剛に一発を浴びたものの、5月24日阪神戦（甲子園）のノーヒットノーラン以来、今季2度目の完投勝利で2試合ぶりとなる今季6勝目（3敗）。交流戦通算10勝目をマークし、チームの3年ぶり7連敗と今季最多タイの借金2を阻止した。 　戸郷は今季最多の134球を投げ、今季最多タイの9奪三振で9回4安打2失点。直球の最速は151キロという投球内容だった。