狭いキッチンを何とかして広く見せるための裏技とは?6つの選択だけは絶対にやってはいけない…
コンパクトなキッチンに効果的なデコレーションや収納の秘訣をご存じでしょうか?狭いキッチンを理想の形に整えるのは簡単ではありませんよね。機能性と自分の個性を生かしたスタイルを両立させるのは、スペースがないと難しいもの…。 【写真集】狭い家に取り入れたい!機能的でおしゃれなギャレーキッチンまとめ 「狭さはストレスを感じさせますが、小さなキッチンは家のなかでもっともチャーミングな部屋になりうる可能性を秘めています」というのは、キッチンに関するコンサルティングなどを行うマグネットでシニア・デザイナーを務めるジェン・ナッシュです。 「デザインに少しの配慮と工夫を加えれば、個性あふれるユニークな空間を手に入れることができます。キッチンから窮屈さや非実用性を排除するために避けなければいけない要素がいくつかあります」
【1】大きすぎるダイニング家具はNG
キッチンとダイニングルームを1つにすると、家族やゲストが集いやすい空間が生まれます。ただ、キッチンに十分なスペースがない場合、大きな家具を選ぶことだけは、なんとしても避けてください。 「大きなダイニングテーブルとチェアを無理矢理押し込めてしまうと、きゅうくつな印象をもたらし、動線も悪くなります。ここは少し工夫してみましょう」と、ジェンはいいます。 「伸長式のダイニングテーブルを使えば、貴重な床面積を節約しつつ、食事の際は十分な空間を確保することができます。何もない壁面に収納を取り付けたり、あるいはカウンターにバースツールを合わせたりするのもいいですね。カジュアルな朝食のためのスペースとして活躍してくれます。どうしても(伸長式ではない)テーブルを置きたいという場合は、天板が円形のものを選んでください。やわらかなエッジが、限られた空間に与える圧迫感を最小限にしてくれます」
【2】アイテムの重複・用途が1つしかない器具は手放す!
スパチュラに計量カップ…。キッチンではなぜか同じアイテムがたくさん集まってしまいます。 「あり余るほどの空間や収納があれば、同じアイテムを複数そろえる余裕もありますが、コンパクトなキッチンでは難しいですね」とジェン。「キッチン用品をくまなくチェックして、重複しているものや不要品があればリサイクルにまわすか、寄付しましょう。これだけで、驚くほどすっきりしますよ」 「最新のキッチン用品に手を出したくなる気持ちはわかります。ベーグルカッターやエッグスライサーのようにね。けれど、このような用途が1つしかないものより、多目的に使える器具をそろえた方が、空間を効率的に使えます」 その道具を手放すべきなのか知りたいのなら、「ボックス方式」を試してみましょう。不要だと思われるアイテムを箱に入れ、目の届かない場所に置きます。1、2カ月の間にそれが必要になったなら、手放さずにもっておきましょう。そのアイテムについて考えることもなかったとしたら、寄付やリサイクル、あるいは売ってしまう、いい機会だと思ってください。