「永遠の過小評価」との声も 絶好調なラツィオで戦い続ける37歳ペドロの得点感覚はまだ衰えていない
今季はリーグ、ELで快調にネットを揺らしている
セリエAでは5位、ヨーロッパリーグでも6試合を戦って5勝1分と絶好調なラツィオ。そのチームで再びの青春を過ごしているのは、37歳を迎えている元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスだ。 ペドロはバルセロナでリオネル・メッシらと黄金期を築いたアタッカーで、バルセロナではリーガを4回、チャンピオンズリーグを3回、クラブワールドカップも2回制するなど、多くのタイトルを獲得した。さらにその後移籍したチェルシーでもプレミアリーグ、ヨーロッパリーグ、FA杯を制覇。スペイン代表でもワールドカップとEUROを制していて、タイトルに恵まれたキャリアを歩んできた。 そんなペドロも37歳と大ベテランだが、自慢の得点感覚は衰えていない。現在所属するラツィオではスタメンに入らないゲームも少なくないが、今季はここまでリーグ戦で3ゴール、ヨーロッパリーグでも4ゴール3アシストを記録。ELの方ではスタメン出場が続いていて、ローテーションするうえでペドロの存在は重要だ。 バルセロナ時代はメッシが主役、スペイン代表ではダビド・ビジャやシャビ・エルナンデス、アンドレス・イニエスタ、チェルシーでもエデン・アザールらがおり、ペドロはどこか主役として取り上げられないところがあった。 しかし、その得点力はもっと高く評価されるべきだろう。スペイン『SPORT』は「永遠の過小評価」と取り上げていて、37歳の今もセリエA優勝争いに絡むラツィオの重要戦力となっている。
構成/ザ・ワールド編集部