日本代表予想スタメン全選手紹介。アジアカップ2023初戦ベトナム代表戦、冨安健洋らの起用は?
DF:谷口彰悟(背番号3) 生年月日:1991年7月15日(32歳) 所属クラブ:アル・ラーヤン(カタール) 23/24リーグ戦成績:12試合0得点0アシスト 日本代表通算成績:24試合1得点1アシスト 国内外問わず日本代表を優勝候補と考える人は多いだろうが、何が起こるか分からないのがこういった大会の怖さだ。前回大会ではグループリーグ初戦と第3戦は先制を許す苦しい展開を逆転し、準々決勝までは1点差勝利が続いた。一昨年のFIFAワールドカップカタールではドイツ代表、スペイン代表を相手に下馬評を覆す結果を残した日本代表がそれをよく知っているはずだ。 そういった面で考えると、谷口彰悟の経験値は貴重だ。昨年のワールドカップを知るメンバーもそう多くはないだけに、ワールドカップ後にアル・ラーヤンに移籍してカタールリーグでプレーする谷口の存在は頼もしいばかり。シーズン中であり、欧州や日本からくる他のメンバーと違って気候への順応の心配もないことを踏まえて考えても、大事な初戦を任される可能性は高い。 昨年のミャンマー代表戦やタイ代表戦のように、ベトナム代表戦もハーフコートゲームの時間が長くなるだろう。カウンターでぶち抜かれる可能性は常に頭に入れておく必要があるが、最終ラインからチームを見渡し、パスを散らしながら正確なキックでチャンスを演出する谷口は良さを発揮できるに違いない。
DF:菅原由勢(背番号2) 生年月日:2000年6月28日(23歳) 所属クラブ:AZアルクマール(オランダ) 23/24リーグ戦成績:16試合0得点4アシスト 日本代表通算成績:9試合1得点1アシスト 右サイドバックは菅原由勢と毎熊晟矢の2人が大会を通してプレータイムをシェアしていくことになりそうだ。9月、10月、11月の6試合で、両者は同一シリーズで1試合ずつ先発している。ただ、コンディションという点でオフ明け間もない毎熊は上げていく過程にあり、初戦は菅原になるだろうと予想する。 オランダの強豪AZアルクマールに在籍する菅原は20日の国内カップ戦で延長戦を含む120分プレーし、一時帰国して国内合宿から参加。タイ代表戦では試合終盤の10分強プレーしている。唯一不安があるとすれば昨夏のシーズン開幕からフル稼働し続けていることで、AZでは今季すでに27試合、出場時間は2387分にも及ぶ。日本代表でも菅原の存在は不可欠になりつつあるだけに、コンディションには細心の注意を払う必要がありそうだ。 ベトナム代表戦で苦戦する恐れがあるとすれば、相手が人数をかけて攻めあぐねたときだろう。厚みのある攻撃を展開してチャンスを作り続けるためには、右サイドバックの菅原のクオリティが重要になる。11月のシリア代表戦で決めたミドルシュートのように、フィニッシュワークに絡む活躍にも期待が膨らむ。