佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至
メジャーの20球団以上が獲得に乗り出している佐々木朗希(23)の争奪戦。 代理人のジョエル・ウルフ氏が小中規模の球団にも可能性があると言及し、多くの球団に獲得のチャンスがあることから、各球団はプレゼン資料の作成はもちろん、面談に進んだ場合の“切り札”の投入も検討している。 【写真】ロッテ佐々木朗希「選手会をいつ脱退?」 選手会事務局長を直撃すると驚愕の新事実が! マリナーズの地元紙が球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー(51)に獲得交渉への参加を要請すると報じれば、日本時間14日にはパドレスのダルビッシュ有(38)が「ジ・アスレチック」の取材に応じ「面談の機会があり、球団から要請されたら喜んで参加する」と発言した。 イチローが米野球殿堂入りが確実視される日本人メジャーリーガーのレジェンドなら、ダルは2023年のWBC以来、佐々木とLINEのやりとりをする間柄だ。 佐々木に影響力を持つであろう人たちは、果たして本人の気持ちを振り向かせることができるのか。ダルは佐々木に秋波を送る一方で、自身の影響力に関してこう言っている。 「さほど大きいとは思わない。彼は自分が何を望んでいるのか、分かっている。最終的には彼自身の決断だ」 このダルのコメントを読んだロッテOBのひとりは、「佐々木は頑固。こうと思い込んだら、多少のことじゃ自分の考えを曲げませんから」とこう続ける。 「あれはプロ2年目のことです。自主トレで先乗りした佐々木が、山本由伸(26=ドジャース)ソックリのやり投げのようなフォームでキャッチボールを始めたから、周囲は仰天。ウオーミングアップでも山本が練習で使うやりを繰り返し投げていたほどです。故障を防ぐ目的でやり投げ投法にたどり着いた山本の影響を受けたのでしょうけど、実戦で一球も投げないうちからフォーム改造したのですから、泡食ったのが首脳陣です。キャンプに入ってから、山本と比べて腕が長い佐々木が同じ投げ方をするのは理にかなってないと説得してもらちが明かない。フロントが『ドラフト1位で1億円の評価をしたのは高校時代の投球を評価したからだ』という趣旨のことを言ったくらいです。それでも本人は投球フォームを完全に元に戻さず、どっちつかずの投げ方をしていた。完全に元のフォームに戻したのは実戦が近づいたにもかかわらず、制球が乱れてどうにもならなくなってからでした」 ムリはしたくないと大船渡高3年夏の県大会決勝をパスしたのも、プロ入り当初、さほど必要性を感じていなかった筋力トレーニングに積極的でなかったのも根っこは同じとか。 それが何かは明確になっていないけれども、佐々木自身には何らかの判断基準があって、問題はそれを満たせる球団かどうか。ダルやイチローがどれだけ本人の肩を揺さぶろうと、そこがクリアされない限り、だれが何を言おうと本人の気持ちが動くことはなさそうだ。 ◇ ◇ ◇ ところで、ロッテにとってスペ体質の佐々木朗希は「足枷」になっていたと言っても過言ではない。いったいなぜか。球団を困らせた深刻な事情とは何か。佐々木がいなくなり石川柊太が入団したことがもたらす「圧倒的メリット」とはいったいどのようなものか。 ●関連記事【もっと読む】…では、それらについて詳しく報じている。