逆輸入プロ2人とアルバトロス男に注目!【萩原菜乃花の次に花咲くABEMAツアー注目選手・エリートグリップチャレンジ編】
南秋田でアルバトロスを達成した鳥海颯汰(ABEMAツアー賞金ランク28位)
レギュラーツアーで賞金ランクトップをひた走る平田憲聖やDPワールドツアーで活躍する中島啓太と同じ2000年生まれの鳥海颯汰選手。北海道出身で小学生時代から道内で多くの大会に優勝。高校はゴルフ部のない地元の公立高校だったが個人活動で『北海道ジュニア』や『北海道高校選手権』などを制す。高校卒業後、桂GCの研修生になり、いまも拠点は北海道で、所属は同俱楽部という孝行息子。 自身初のプロツアーは推薦で出場した地元・北海道開催の23年『ANAオープン』。ジュニアの大会で何度も勝ったことがある札幌GC輪厚Cで初日68をマークして7位発進。最終的には1オーバーの58位だったが、初ツアーで予選をしっかり通過は見事! ツアーに本格的に参戦したのは今年がはじめてとはいえ、ABEMAツアー賞金ランク28位と来年のレギュラーツアー参戦を狙える位置につける。鳥海選手に注目したのは、ABEMAツアー第7戦の『南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント』でアルバトロスを達成したから。もちろん自身初。初日の最終ホール18番。5番ウッドで打ったセカンドが、ギャラリーの「入った! ナイスイーグル!」という声でカップインしたことを把握。ギャラリーもまさかアルバトロスと思わないような素晴らしいショットだった。入ってすぐに「あれ? ここパー5だよな、ってことはアルバトロスじゃん!」と思ったらしいが、「ギャラリーの方にそれをアピールするのも違うかなって」というシャイな一面も。 ドライバーは飛距離よりもフェアウェイキープに重点を置くタイプ。またこのアルバトロスをきっかけにウッドの調子が良くなったという。現在賞金ランク28位。あと3試合での活躍に期待! 初日は8時04分に10番Hからスタート。加藤龍太郎プロ、L・J・ゴープロ、副田裕斗プロとのラウンド。
手嶋多一の大学後輩! 呉司聡(ABEMAツアー賞金ランク35位)
最後に紹介するのは、呉司聡選手。1998年生まれで金谷拓実選手や、女子プロの“黄金世代”と同級生。9歳から競技ゴルフを始め、高校1年生で『関東高校選手権』に勝ち、9月に単身渡米。手嶋多一プロと同じイーストテネシー州立大学に進学。大学時代はNCAAで個人優勝3回。2020年に『全米アマ』に出場し、21年にはオールアメリカンに選ばれている。 イーストテネシー大といえば、JGTOではお馴染みの手嶋多一プロの母校。手嶋プロとの交流を聞くと、「手嶋プロとはそこまで交流はないのですが、母校・イーストテネシー大のヘッドコーチは手嶋プロがいたときからずっと変わらない名物コーチでした。おしゃべり好きで、同じ話を3時間ずっとしてるような人です(笑)。いまは辞めてしまっていて、僕が最後の世代なんです」とのこと。 2024年開幕前、オフの調整でパッティングに自信が出たといい、ABEMAツアー開幕戦から4戦で、初日が1位タイ、2位タイ、1位タイ、6位タイと素晴らしいスタートダッシュをきった。2日目から崩れてしまう悪い癖を直せれば、いつ優勝してもおかしくない選手! ABEMAツアー後半戦に入り調子を崩しており、第9戦の『PGM Challenge 2024』では右手首の故障で初日終了後棄権。2週間の安静が必要となった。怪我が癒えて、仕切り直しとなった今大会。賞金ランクは35位だが、獲得賞金は121万6338円とトップ20位との差はわずか。前半戦の初日トップタイのまま優勝してほしい! 初日は8時48分に10番Hからスタート。金子敬一プロ、森山友貴プロ、遠藤健太プロとのラウンドです。
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