全労連系がメーデー大会 「賃上げで生活改善を」
全労連系の第95回中央メーデーが1日、東京の代々木公園で開かれた。小雨がぱらつく中、労働組合員ら約1万2千人が式典に参加。長引く物価高騰で実質賃金の低下が続き、貧困が広がっているとして、大幅な賃上げによる国民の生活改善を訴えた。 小畑雅子全労連議長は「全ての労働者の賃上げを求め、ストライキも構えて闘い続ける仲間に敬意を表する」とあいさつ。能登半島地震の被災地復興に万全の支援を続けるよう政府に求めた。 来賓の田村智子共産党委員長は「物価高騰から暮らしを守る賃上げを共に勝ち取っていこう」とエール。男女の賃金格差解消や、時給1500円以上の最低賃金を求める「メーデー宣言」を採択した。