ペプシコ、通期売上高見通しを下方修正-消費者の節約志向続く
(ブルームバーグ): 米飲食料品メーカーのペプシコは2024年通期の売上高見通しを下方修正した。消費者の支出抑制、中東でのボイコット、大規模な商品リコールが理由だとしている。
同社の8日発表によると、通期の純売上高は前年比1桁台前半の伸びが見込まれている。従来目標は同4%増。7-9月(第3四半期)は大半の部門で販売量が減少し、オーガニックベース(買収・売却や為替変動の影響除く)の売上高は、アナリスト予想を下回る前年同期比1.3%増にとどまった。
物価高の影響で消費者が支出を抑えたり、より安価なブランドに切り替えたりする中、ペプシコは苦戦を強いられている。同社はインフレの鈍化を見込んでいるものの、消費者の節約傾向は続くとみている。
ラモン・ラグアルタ最高経営責任者(CEO)は「低成長環境に対応すべく、コスト管理の徹底に注力する」と述べた。
原題:PepsiCo Trims Sales Outlook as Consumers Remain Squeezed (1)(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Deena Shanker