「貯金0円」の人がやってしまっている4つのこと「お金が増えない原因はこれ」
貯金は多いほど安心ですし、将来の計画も立てやすくなります。 しかし実際は「今の収入では貯金できない」または「月々の支払いもあるし貯金が難しい」とお悩みの方も多いでしょう。果たして、貯金がいつまでも0円なままなのは本当に収入額や月々の支払いが原因なのでしょうか。 実は貯金が0円の人がつい行ってしまっていることが多い、ある4つの行動があります。今回は、貯金が0円の人がしてしまいがちな4つの行動や考え方についてご紹介します。
貯金が0円の人はどのくらいいるの?
金融広報中央委員会が令和4年に行った「家計の金融行動に関する世論調査」によると、貯蓄がないと答えた人の割合は、単身世帯(20代~70代)で34.5%、二人以上世帯(20代~70代)で23.1%でした。 すなわち、全体の2~3割の人は貯蓄額がない可能性があるということになります。 物価の高騰により、貯金に回す余裕がなくなっている人もいるでしょう。しかし自身の収支を把握したうえで、本当に必要な支出かどうかを見直してみると、意外に不必要なことにお金を使っている場合もあるのです。
貯金が0円の人ほどしてしまいがちな4つのこと
貯金が0円の人ほどしてしまいがちな、4つのことについてご紹介します。 ■収支を把握していない 貯金を殖やすためには、毎月の支出が収入を下回らなければなりません。そのため1ヶ月の間に、どのようなことにお金をいくら使ったのかを把握する必要があります。 本当に必要な支出かどうかを考えず、無計画にお金を使ってしまうことはないでしょうか。それを繰り返してしまうといくら使ったのかを把握できず、支出額が思っていたより多くなってしまうケースにもなりかねません。 その結果、貯金に回す資金がなくなります。収支を把握するためには、レシートや明細書を保管しておき、月末に見返すことで、支出の内訳や減らせる固定費がないかどうかなどを確認するとよいでしょう。 ■クレジットカードによる支出額を把握していない 貯金が0円の人は、クレジットカードによる支払いについて「支出」であるという認識が薄い傾向にあります。確かに、クレジットカード決済では、その場で現金のやり取りがないため、支出であるという認識が持ちづらいでしょう。 しかし、実際はクレジットカードを使った買い物も、立派な支出です。クレジットカードの明細を毎月確認し、余計な支出がなかったかどうか、月末など日にちを決めて確認しましょう。 ■給与の使い道が「支出」中心になっている 給与が入ったら、貯金する金額分のお金を先に貯金用の口座へ移し、残されたお金でやりくりしましょう。 例えば、給与の10%を貯金に回すとして、残りの90%の給与で、生活してみるのです。すると意外にも給与の10%は無駄な支出や、少し我慢するだけで減らせた支出だったことが分かるでしょう。 給与の使い道で支出が大半を占めてしまうと、貯金をしにくくなります。月末に余った金額のみ貯金に回すという方法ではなく、先に貯金分を差し引いてやりくりすることがおすすめです。 ■財布や家の中の整理整頓を後回しにしている 財布や家の中を整理することで、必要なものと不必要なものを見極められます。そうすることで、家の中にある物が把握できるため同じものを購入してしまうといったことが避けられるのです。不要なものは、売却することでお金に換えられます。 また財布の中に、過去に受け取ったレシートやポイントカードなどが整理されずに入れられていた場合、毎日の収支や使用できるポイントの把握が難しくなります。身の回りを整理することで、自身のお金に関する情報も合わせて整理されるため、支出のコントロールをしやすくなるのです。
日々の行動を見直して貯金を殖やそう
今は貯金が0円であっても、日々のお金の使い方を少し変えるだけで、貯金に回す余裕ができます。あくまで無理のない範囲で、減らせる支出から減らしてみてはいかがでしょうか。日々の行動を見直してみると、貯金を殖やすチャンスはあるかもしれません。 出典 金融広報中央委員会 知るぽると 家計の金融行動に関する世論調査 [単身世帯調査](令和4年)表番号1 金融資産保有額(年令・年収別) [二人以上世帯調査」(令和4年)表番号1 金融資産保有額(年令・年収別) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部