8日(木)も雷雨と猛暑 特に関東甲信で大気不安定 西日本で猛暑日の連続記録更新も
きょう8日(木)も、きのうと似たような気圧配置が続くため、同じような天気が続く見込み。天気のポイントは2つ。1つ目は「雷雨」だ。きょう(木)も大気の状態が非常に不安定で、特に関東甲信を中心に警戒が必要になる。2つ目は「猛暑」だ。東海から西を中心に35℃以上の猛暑日が続出し、40℃に迫る所もある予想。西日本では、猛暑日の連続記録を更新する所もありそうだ。
天気ポイント①「雷雨」
昨夜は関東甲信で雷雨になり、記録的短時間大雨情報が相次いで発表された。きょう(木)も、南西諸島や九州南部、東・北日本を中心に大気の状態が非常に不安定になりそうだ。局地的に非常に激しい雷雨になり、警報級の大雨になるおそれがある。関東甲信は、昼頃から雨や雷雨のエリアが山沿いを中心に拡大し、きのうのように深夜まであちらこちらで雨や雷雨になる見込み。東京都心でも気をつけたい。アンダーパスなど道路の冠水や低地の浸水、河川の増水や氾濫、土砂災害に警戒が必要だ。落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうにも注意したい。
天気ポイント②「猛暑」
朝晩だけでも涼しくなってくれればいいが、けさにかけても寝苦しさが続いている。きょう(木)日中は、東海から西を中心にきのうより35℃以上の猛暑日が多くなり、体温を超える暑さが続出しそうだ。佐賀や日田(大分)、久留米(福岡)、山口で39℃、熊本や高松、名古屋は38℃など、40℃近い危険な暑さの所もある予想。東京都心は33℃ときのうより低くなるが、湿度は上がり蒸し暑さはアップしそうだ。
熱中症警戒アラートが関東から西の25府県に出ている。西日本では、熊本など猛暑日が過去最も長く続いている所がある。食事や睡眠を十分とるなど、長期間の暑さによる夏バテにも気をつけたい。
台風5号発生
けさ発生した台風5号は、自転車並みの速度で動きがゆっくりで、来週前半にかけて日本の東を北上する見込み。三連休は、関東から北の太平洋側で、台風が離れていても波が高くなるため、海のレジャーは注意が必要だ。北日本の太平洋側は、台風の進路次第で、雨や風が強まる可能性がある。今後の情報に注意したい。 (気象予報士・丸田絵里子)