【MLB】レンジャーズ・デグロムが日本時間14日のマリナーズ戦で戦列復帰へ 翌日にはシャーザーも復帰予定
昨年6月に自身2度目のトミー・ジョン手術を受けたジェイコブ・デグロムの復帰登板が決定した。5年1億8500万ドルの大型契約で昨季レンジャーズに加入したデグロムは、6先発で2勝0敗、防御率2.67と好投していたが、4月下旬の登板を最後に離脱。6月にトミー・ジョン手術を受け、およそ1年半にわたって戦列を離れていた。マイナーで4度のリハビリ登板を行い、ついにメジャー復帰が決定。日本時間9月14日に敵地T-モバイル・パークで行われるマリナーズ戦が復帰登板となる。その翌日の試合ではマックス・シャーザーも戦列復帰する予定となっている。 2024年シーズンのロベルト・クレメンテ賞の候補者が決定 現在36歳のデグロムはメッツ時代に球界を代表する好投手として活躍し、2014年に新人王、2018年と2019年には2年連続でサイ・ヤング賞を受賞。最優秀防御率1度、最多奪三振2度のほか、オールスター・ゲームにも4度選出されている。しかし、近年は故障が増加しており、規定投球回に到達したのは短縮シーズンの2020年が最後。レンジャーズに加入した昨季もわずか6先発、30回1/3しか投げられなかった。 今年8月下旬からマイナーでのリハビリ登板を開始し、4度の先発登板で10回2/3を投げて被打率.114、奪三振15、与四球1、失点1と圧巻のピッチングを披露。マイナーAA級で2度、AAA級でも2度登板し、メジャー復帰の準備が整ったと判断されたようだ。レンジャーズのブルース・ボウチー監督はデグロムが日本時間9月14日のマリナーズ戦に先発予定であることを公表。翌日にシャーザーが投げる予定であることも明かした。 サイ・ヤング賞3度の実績を誇る40歳のシャーザーは、今季8度の先発登板で39回1/3を投げ、2勝4敗、防御率3.89、38奪三振を記録。オフに腰の手術を受けたため、今季は出遅れて6月下旬に復帰したが、7月末に右肩の疲労を訴え、再び故障者リスト入りしていた。サイ・ヤング賞を合計5度受賞している名投手コンビが敵地シアトルでどんなパフォーマンスを見せるか注目だ。