オンライン遠隔診療を衛星通信で支援 スカパーJSATが実証訓練に参加
スカパーJSATは、9月28日に千葉県館山市で実施された、首都直下地震による停電や地上回線の断絶を想定した、衛星通信機能付きオフグリッド(電力自給型)診療コンテナなどと衛星回線を活用した医療活動の実証訓練に参加した。 この実証訓練は、内閣府が主催する「大規模地震時医療活動訓練」にあわせて行われており、ExBird(エックスバード)などの衛星通信機能付きオフグリッド診療コンテナなどの実証訓練は国内初となる。 今回の首都直下地震を想定した訓練では、館山市の「道の駅」に衛星通信機能付きオフグリッド診療コンテナと診療トレーラーハウスを設置し、その有効性を検証した。 今回の実証では、DMAT隊員に加え、千葉大学医学部救急サークル(C-TAT)の学生も参加し、医療現場における衛星通信機能付きオフグリッド診療コンテナなどの有用性を確認できたという。 同社は、「今回の実証訓練は衛星通信回線を利用した各種システムへのアクセスと、それを活用した遠隔診療が可能なことを確認。この仕組みを活用することにより、災害時における初動医療体制の拠点として有用であることが実証できた」とした。
電波新聞社報道本部