杏さんとインドで、伝統的なサリーを体験!
美しい布に対して"ほめる、お世辞を言う"を語源とする伝統的な服「サリー」。テキスタイルの長い歴史を持つインドでのサリー作りは唯一無二の体験! 【写真】杏さんのサリーづくり体験をもっと見る
「旅先だからこそ楽しめる組み合わせを!」
洋服も普及しているが、インドの女性は日常的にサリーを着ているという。布の素材や色、柄、装飾など膨大な選択肢から自分だけの1枚を選ぶ楽しさは格別。 「ベトナムに行ったときにアオザイを作ったことがあるのですが、その土地の民族衣装を着てみるのも旅の醍醐味ですよね。サリーは、日本の着物と近いなと思いました。日常では選ばないような色や柄でも、いざ着てみるとしっくりくることがあるんです。私がサリーを選んでいると、ショップに居合わせたお客様がやってきて、着方やポージングのアドバイスをいただきました。そんなコミュニケーションも奥深くて楽しかったです」(杏さん) 天井近くまでぎっしりと並べられた布からお気に入りを選ぶか、好みの色や柄をスタッフに伝えると、次々におすすめされるシステム。下は杏さんが当初選んだ緑系のスタイル。
インドの手仕事の美しさをまとう
サリーは5~6mの一枚布を裁断せずに体に巻きつけて着付けていく。杏さんが選んだのは現代的な柄に、伝統的な赤と緑の配色を組み合わせたもの。金の糸で孔雀が描かれたブロケード生地のボーダーとバラの花がちりばめられたラグジュアリーなデザインだ。 「普段バラの花柄のものを選ぶことはまずないのですが、直感で遠くの棚にあった布を見せてもらいました。かなり華やかなので、似合うかな?と思いながら羽織ると意外としっくり。周りのスタッフも好反応だったので、これに決めました。カメラの前に立ってみて、布が美しく見えるような立ち居振る舞いも含めてサリーなんだと感じました。着物に通じるものがあります」(杏さん)
「ピーコックのような深いブルーで涼しげに」
「インドを訪れてサリーを着ること、そしてインド風のメイクアップにも挑戦してみたいという夢がかないました。この撮影の前日にも、トリウッド女優たちを真似てしっかりとした囲み目メイクなどを試していました。サリーが決まったら、次はメイクアップのプランも大切です。今回はヘアメイクさんの提案でブラウスの色に合わせたグリーンやブルーのアイメイクをしてみると、ぴたりとはまりました。ドラマティックなメイクアップにすればするほど素敵になるので、楽しかったです!」(杏さん)。 メイクアップのポイントは、チークは現代的な質感にし、アイラインをインドの国鳥でもある孔雀からイメージしてピーコックグリーンに。サリーとの相性も見ながら、オレンジゴールドのリップで仕上げた。