USJ圧巻の3000人ダンスと仮装者いっぱいでハロウィーン満喫
USJ圧巻の3000人ダンス 参加者全員仮装で大はしゃぎ THEPAGE大阪
ハロウィーンの31日、大阪市此花区のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)で、来場者とゾンビが一斉にダンスをする「スペシャル・ゾンビ・モブ」が行われた。その場でゾンビらとともに「スリラー」を踊ることが許された選ばれし3000人は、それぞれの仮装や思いを胸に会場となったUSJの広場に臨む。懐かしいものから流行のキャラまで、USJは映画の世界を超え、なんのテーマパークだったか忘れそうなくらい、独特な空間が生まれ盛り上がりをみせている。
気合いいれた仮装、けっこうかぶっててショック
大阪市内から来たという女性2人組は、なぜかランドセルを背負っている。服装を見たら、青と黄色のシャツで、黄色のシャツの女性は頭にリボンをしている。 なるほど、よくみたら「ドラえもん」と「ドラミちゃん」だ。「仮装している人をみてて、このキャラを見かけたことがなかったんで、チャンスやと思った」と話す女性。ランドセルは実際に自分が使っていたものを背負っているとあって、仮装というより、なにかリアル感のある雰囲気は、周囲をなごませていた。 堺市から来たという20代の女性は、魔女の宅急便の「キキ」の姿にふんしていた。「これは仮装しやすい」という理由で、ホウキにリボンという姿はある意味本格的だ。しかし意外な言葉が返ってきた。「けっこうキキは多かったんでショックです。私がきょう歩いているだけで、9人はみたんで、なんかライバル心感じました」と笑顔で話していた。
大阪駅くらいまでなら仮装で電車乗る
ゲームの世界から飛び出してきたような仮装もみられた。赤と緑の帽子にヒゲ姿。どうみても「スーパーマリオ」という男女カップル2組は「僕らマリオが大好きなんですよ」と笑顔で話すも、ヒゲが大きすぎて口もとが見えない。「きょうはこの格好で家まで帰りますよー」と楽しそうにいきまいて、肩を組みながら家路についていた。 このほか韓国の女性アイドルグループ「レッド・ベルベット」の仮装をした女性3人組は「ほかの人とかぶりたくなかったんで、これにしました。そばかすもちゃんと書いたんです」と笑顔で語る。「ホラーナイトを楽しみます」とうきうきしながらパーク内で楽しんでいる様子をみせた。 同イベント終了後も、USJ周辺やユニバーサルシティウォーク駅周辺は、仮装をした人だらけという非日常的な雰囲気に笑いが巻き起こっている。血だらけの看護師の姿でいた20代の女性は「大阪駅くらいまでなら、この格好で電車に乗ります」などと話しながら、パークを後にしていた。