依願退職…女子学生にわいせつ行為した巡査、警察署内で泥棒もしていた 「生活が苦しくて」と備品を盗んで、フリマアプリで稼ぐ…さらに電車で学生に痴漢 「私が犯人かもしれない」と語った33歳
列車内で女性の体を触ったり、警察署内から備品を盗んだとして、埼玉県警は29日、浦和西署交通課の男性巡査(33)を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。県警は同日付で巡査を県迷惑防止条例違反(痴漢)と窃盗の疑いでさいたま地検に書類送検した。巡査は同日付で依願退職した。 依願退職した巡査が勤務していた浦和西署の写真 泥棒が行われていたと想像もできない外観
県警監察官室などによると、巡査は4月19日午後7時20分~40分ごろの間、県内を走行中のJR高崎線下り列車内で、県内に住む10代専門学生の女性の体を触るなどしたほか、7月4日深夜、勤務していた浦和西署の倉庫内からカメラフィルム30個(売価約9200円相当)を窃取した。 痴漢の取り調べなどから、フィルムを盗んでいたことも判明した。巡査は昨年6月から繰り返しフィルムを盗み出しており、約430個に上った。うち360個をフリーマーケットアプリで売却し、約33万円を得ていたという。 巡査は痴漢行為について「酒に酔って覚えていないが、私が犯人であるかもしれない」とし、窃盗については「生活が苦しくて売却するために盗んだ」などと認めているという。