【ラグビー日本代表】ジャッカル姫野和樹 情熱でチームを引っ張る 全選手紹介#1
9月8日に4年に一度の祭典、『ラグビーワールドカップ』が開幕します。 4年前の日本大会では、史上初のベスト8入り。さらに今大会は、「優勝」を目指しているラグビー日本代表。 【画像】今大会の日本代表メンバー 堀江とリーチは最多の4回目 その代表メンバーを全員紹介します。今回は姫野和樹選手です。
■日本史上初のベスト8進出の立役者 代名詞はジャッカル
13歳でラグビーを始めた姫野選手。高校では愛知の名門・春日丘高校に進学。さらに高校3年生の時には、U20セブンズ日本代表にも選ばれました。 大学はラグビー強豪校・帝京大学に進学。すぐに頭角をあらわし、最終学年には、帝京大学の大学選手権8連覇に大きく貢献しました。 社会人になると、強豪トヨタに加入。新人となる1年目からチームのキャプテンに就任。このとき、日本代表に初選出も果たし、初キャップを獲得しました。 迎えた2019年のW杯日本大会。5試合すべてで先発出場。そこで『ジャッカル』を世に広げる活躍を見せ、チームの主力として、ベスト8進出に大きく貢献しました。
2021年には1シーズンのみではありますが、ニュージーランドのハイランダーズに加入。新人賞を獲得するなどの活躍をみせ日本の国内リーグに復帰。22-23シーズンでは、フランカーとしてリーグワンのベスト15に選出されました。 そして、現在日本代表には欠かせない選手となっています。
■“ボロボロのスパイク”を見て初心に…
姫野選手が大事にしているものは、大学生の時に使っていたスパイク。現在スパイクは提供されているといいますが、学生当時は裕福ではなかったと言います。 姫野選手は、「ボロボロのスパイクを見つめて初心にかえる。そのスパイクを捨てるときは引退するとき」と、現在ラグビーを続けていく上で支えになっているものだといいます。
■「パッション」キャプテンとしてチームに愛情を注ぐ
7月から行われた日本代表のテストマッチでは、初めてキャプテンを務めた姫野選手。 キャプテンのポリシーとして「パッション(情熱)」をキーワードにあげています。 姫野「自分のリーダーシップ、情熱を燃やして愛情を注ぐ。国を代表してラグビーができる思いには強いものがある。このチーム、この国が好き。それだけで僕の中では情熱的になれる要素だと思っている」 そう強く語った姫野選手。本大会でも情熱あるキャプテンシーにも期待がかかります。 ◇姫野和樹選手 主なポジション:フランカー、No.8 生年月日:1994年7月27日 所属チーム:トヨタヴェルブリッツ 身長:187センチ 体重:108キロ 出身地:愛知 出身校:春日丘高校→帝京大学 ◇日本代表のW杯スケジュール(日本時間) 9月10日 VSチリ 9月18日 VSイングランド 9月29日 VSサモア 10月8日 VSアルゼンチン