ビットコインとイーサリアム、2024年のアルトコインを上昇させる
先週のビットコイン現物ETF(上場投資信託)承認は、非常に大きな出来事だった。市場デビューの1月11日には45億ドル以上(約6660億円、1ドル148円換算)の取引が行われ、ビットコインETFはこの数日、金融業界の注目を集めている。 米証券取引委員会(SEC)がビットコインETFを承認するまでにどれほどの時間がかかったかを考えると、本当に素晴らしいことだ。この世界には、待つ価値のあるものが確かに存在する。
暗号資産(仮想通貨)市場の現実チェック
2024年、暗号資産市場は成長し、より大きな資産クラスと肩を並べることになるだろう。過去1年、経済情勢は不安定で不透明な部分もあったが、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)は力強く前進し、株式や債券に代わる望ましい選択肢としてますます人気を集めている。 ファンドマネージャーは2023年のパフォーマンスに注目しており、これはビットコインとイーサリアムの需要が増加することを意味している。
ビットコイン現物ETF:無視してはいけない
ビットコインETFのローンチ週が「噂で買い、ニュースで売る」展開だったかどうかはまだ判断できないが、中長期的には暗号資産の普及率の転換点となる可能性が高い。なぜか? ビットコインETFは、暗号資産市場に資本を配分するためのより身近で規制された方法だからだ。例えば、2023年のコインベース(Coinbase)とマイクロストラテジー(MicroStrategy)の株価を調べてみると、ビットコインをアウトパフォームしている(両社は上場しており、株を簡単に買うことができる)。 同様にビットコインETFは、登録投資顧問(RIA)、年金基金、ヘッジファンドにビットコイン投資への参入の扉を開くだろう。さらに投資銀行はビットコインETFをベースに新しい金融商品を作り始め、CBOE(シカゴ・オプション取引所)はビットコインETFを対象にしたオプションの承認を待っている。 この分野からは目が離せない。