GSユアサが共同出資会社のLEJを清算する狙い
GSユアサは29日、共同出資会社のリチウムエナジージャパン(LEJ、滋賀県栗東市)の株式49%分を三菱商事と三菱自動車2社から取得し、LEJを清算すると発表した。LEJで手がけてきた大型リチウムイオン電池(LiB)の開発、製造、販売事業をGSユアサ本体に取り込む。需要拡大を見込む車載用・電力貯蔵システム(ESS)用LiBへの大型投資や製品開発を機動的に行う体制確立が狙いだ。 株式の取得額は非公表。2月中にGSユアサの100%子会社にし、3月中に事業を譲り受け、3月31日をもってLEJを解散、清算手続きに入る。 LEJは電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)向けLiBを製造・販売する会社として2007年に設立。23年3月期売上高は210億円。三菱自に引き続き電池供給を行うという。