佐藤琢磨の2024年インディカー参戦計画が明らかに。インディ500に古巣レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングの4台目でスポット参戦
インディカー・シリーズに参戦するレイホール・レターマン・ラニガン・レーシング(RLLR)は、第108回インディ500に向けた4台目のエントリーを発表。佐藤琢磨が古巣に復帰し、3度目のインディ500制覇を目指すこととなった。 【ギャラリー】正常進化? いやいや過激なデザインも各所に! 連覇狙うレッドブルが新車『RB20』を発表 2010年からインディカーへの参戦を続ける佐藤は2023年、名門チップ・ガナッシ・レーシングに移籍。ただフル参戦ではなく、オーバルでのレースを中心に参戦するというプログラムであり、インディ500では7位となった。 そして2024年シーズンに向けて各チームのシートが埋まっていく中、佐藤の去就は長らく明かされていなかったが、この度RLLRが、インディ500で佐藤を起用することを明らかにした。 RLLRと言えば佐藤の古巣であり、佐藤がこれまでのインディカー通算6勝の内、4勝を挙げたチームでもある。中でもハイライトは2020年のインディ500で、自身2度目となるチャンピオンリングを勝ち取ったレースだ。 佐藤は参戦にあたり、プレスリリースに次のようにコメントした。 「レイホール・レターマン・ラニガン・レーシングとともに第108回インディ500に参戦できることにこのうえない喜びを感じています。このようなチャンスをくださったボビー(レイホール)、マイク(ラニガン)、デイヴィド(レターマン)の3人、そして関係者の皆さまには心からお礼を申し上げます」 「10年以上に及ぶ私の挑戦はRLLRと共に歩んできたものであり、チームへの再加入が、とてもエキサイティングなプロジェクトになると確信しています。これまで多くの成功を収めてきた仲間と再会し、新たなチームの一員として仕事ができることを今は待ちきれない思いでいます」 そしてチームの共同オーナーであるボビー・レイホールは次のようにコメントした。 「琢磨がチームに戻ってきてくれることに、言葉では言い表せない喜びを感じている」 「我々は琢磨とともに、これまでに大きな成功をいくつも成し遂げてきたが、何度も言っているように、琢磨は私ひとりだけでなく、チーム全体、さらには多くのファンにモチベーションをもたらす源となっている。彼のチームに対する貢献と、インディ500での成功を、いまは楽しみにしているところだ」 そして同じく共同オーナーのマイク・ラニガンも次のように述べ、佐藤を歓迎した。 「インディアナポリス500で琢磨とともに再び戦えることに深い感動を覚えている」 「これまで彼が実践してきたとおり、琢磨はどうすればインディアナポリスで勝てるかを知っており、彼の経験が我々のスーパースピードウェイ・プログラムに大きな価値をもたらしてくれるのは間違いない」
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