「なぜこんな扱いを…」〝上から目線〟で説明する男性へ女性たちの嘆き 「マンスプレイニング」かも?
「何も知らない」前提で助言される(30代女性)
私自身は大学教員ですが、研究会を開催したり参加したりすると、こちらが何も知らないていで「ご助言」をいただくことがしばしばあります。 「ご助言」をくださるのは特にアカデミックなバックグラウンドを持たない一般の方であることもしばしばです。なぜ比較的若い女性であるというだけで、こんな扱いを受けなければならないのかと思ってしまいます。 また家庭内でも、夫も私相手に「何も知らない」前提でいろいろなことを言ってくることがあります。それはマンスプレイニングだ、不快だときちんと指摘するようにしていますが、けんかになることもしばしばです。(東京都・30代女性=自分がされたことがある)
受け流す癖をつけた(40代女性)
飲み会の場で、男性がとうとうと上から目線で話をするのを聞く機会はいくらでもありました。 しかし、飲みの場なので楽しく飲みたいし、自分が嫌な思いをしないように適宜受け流す癖をつけたので、具体的な会話は思い出せません。 会話を盛り上げるために、わざと男性に「マンスプレイニングさせている」意識もあります。(神奈川県・40代女性=自分がされたことがある)
司会者は中年男性、アシスタントは若い女性(30代その他)
若い女性が男性から何かを教わるという構図は、メディアの世界にあふれていると思います。 テレビ番組の司会者は中年の男性ばかりで、アシスタントは若い女性。 そのような刷り込みが、マンスプレイニングを見えなくしている一因だと感じます。(海外・30代その他=自分がされたことがある)
解決・改善の糸口がわからない(20代男性)
上下関係の構造や(内面化されたものも含めて)性格や態度とも絡んで習慣化している部分もあるため、解決・改善の糸口もなかなか分かりません。(大阪府・20代男性=自分がしたことがある)
「男性→女性」に限定されるべきなのか(40代男性)
マンスプレイニングが行われた時、その対象が女性だからそうなっているのか、その人は誰彼かまわずそういう事をする人なのかしっかり調べないと間違った対処になると思います。 自分がもっと若かったとき、「最近の若いもんは」と言いながら求めていないアドバイスをくれる人は男女問わずいたので、男性→女性に限定されるべきなのかと疑問に感じる部分があります。 年上の女性→若い男性などで同様の行為が起こったときに、果たして社会が若い男性に同情してくれるかというと、そうではないと感じます。(東京都・40代男性=自分がされたことがある)