【阪神】岡田監督「打者有利なカウントだったらもっと長打増える」佐藤輝明の状態評価/一問一答
阪神の敵地神宮でのヤクルト戦は28日、雨天中止となった。ナインは室内練習場で調整。岡田彰布監督(66)は先発ローテーションの再編、球宴までの若手サバイバル、佐藤輝明内野手(25)の状態についてなど語った。岡田監督の一問一答は以下の通り。 【写真】DeNA牧とインスタライブを行う阪神佐藤輝明 ◇ ◇ ◇ -雨は仕方ない 「今日はもう無理やろ。ここまで引っ張って」 -昨日打線がいい形だっただけに 「まあ、それはもうしゃあないよ、そんなもん。天気はしゃあないって。やろうと思ってもできへんやん。天気に逆らったらあかんよ。しゃあない。ええ感じやったのに」 -明日(29日)は伊藤将 「うん。明日、伊藤でいく。西(勇)はあさってにする。ビーズリーはまたちょっと金曜まで飛びや。しゃあないよ」 -どうとでもできる先発陣 「ビーズリーも『西の方が今は調子いいから』って言っとったな(笑い)。アイツ、お前(笑い)。だからみんな上がってきたからな、別にどうやけど。あんまり負担かからんようにな。ビーズリーは1回飛んどったからな。おーん。ファームでも調整登板しとったし、それやったらちょっとビーズリーには悪いけどな、もう1回、うまいこと調整してくれって言うたけどな」 -先発陣にはここまで負担をかけ過ぎずに 「全然、もう、全然無理してないし、まあな、開幕当初は何人かはちょっとな、ボール自体も悪いピッチャーおったけど。それも1回ファームで調整したりして。みんながこう、先発はだいぶようなってきたよ。はっきり言うて」 -もうすぐ折り返しだが、その時期にピッチャーがよくなってきたのはプラス 「まあ、先発も、先発の頑張りがあったからこそやけどな。おーん。そんな、調子良くない中でやっぱり最少点で抑えとったから、ある程度ゲームになったゲームもあるしな。1点しか取れんゲームでもな。それでな、悪いなりにもみんな踏ん張っていたと思うよ。でも、今の方が先発は全然、いいよ。これからの方が。徐々に勝ち星もこないして付き始めたらな、先発は」 -野口が合流した 「ずっとファームでも良かったし、まあな、今日のバッティングもええやん。全然、ええやん。悪い時はホームランも出んと、低めの変化球のボール球ばっかり振ってたけど、今なんかタイミングの取り方も、今日のフリーバッティングでも、ものすごくいいし」 -キャンプよりも成長の跡が見える。 「全然、見える見える。今の方がいいよ」 -オープン戦の経験が生きているか。 「いやまあ、それも生きてるかもわからんけどなあ。でもやっぱり最近のゲームの中で何かちょっとつかんだんとちゃうか。結果も出るしな。若い選手はそうやん。結果が出てきたら何か自信をつかむものであって、今までにないバットの出方とかでヒットになるとかな、ボールの見極めとかな、ゲームの中で成長していくもんやから。この8試合、9試合か、ずっとヒットも出て、自分なりにつかんだんとちゃうかな。これは今度、1軍で結果が出ることやからな」 -キャンプで伝えた前でさばくバッティングを1軍で出してほしいか。 「いや、そのままでええよ。今のままでええと思うよ。1軍に上がったからバッティングを変える必要もないし。2軍でのそういう姿を見て1軍に上げているんやから。1軍におるスイングなんかせんでええ。そのスイングを継続してやっていけば」 -岡田監督は状態がいいうちに使う傾向があるが、野口はなるべく早いタイミングでチャンスは来そうか。 「まだそれはわからん。右が続くからな。それこそ前川が怒りよるよ(笑い)。やっぱりそら、みんな試合出たいのは当たり前やからな。試合に出んかったら自分の数字も出んし、結果も出ないわけやけど。そらみんな、そこで結果が出たら、なかなかなあ、今日は休みとは言われへんやん、そらお前」 -島田、野口、豊田らの突き上げが必要 「そうやなあ、やっぱり新しい戦力がないとなかなかな、シーズンまだ今日で半分やしな、おーん。これからやから。そういうとこでああいう若いな、選手が出てきたら活性化にもなると思うよ。他の選手にしてもな」 -オールスターまでは見極めか 「まあ、オールスターまでが1つの区切りやで。まあ20(試合)くらいか。そこまでにある程度な、若い選手はな、区切りとかそんなん言うてられへんというか、関係なしでな、やらなあかんけどな。どっかでそういうな、自分の打席、代打でもきた時にやっぱりな、いい姿を見せてほしいわな。今の自分の力が試合で出るかどうかやわな」 -逆にノイジーはなかなか求める水準まで達しない 「いやあ、やっぱり内容悪いもん、悪い」 -何か伝えて2軍に行かせたのか 「いやいや、調子上げてこいということよ、結局は。やっぱり内容が物足りんよ。代打でいくというアレじゃないから、やっぱりスタメンでいくにはもう1つ調子を上げんと、そらなかなか使えへんよ。いくら左の時とかになってもな、左だけでも。左だけじゃなかったわけや、右でも先発いっとったわけやから。なかなか上がってこんからな」 -前川が左投手でも打つといろいろ考えやすい 「まあ、それもあるしな、おーん。昨日でも全然バントさせる気もないし、代える気もなかったけど、はっきり言うて。左くるの分かってたけどな。点入ったからじゃなしに、チャンス広がったら左くるなと思ってたよ。球数80ちょいやったけど、85くらいやったけど。それでももう、そんな、右は用意も何もしてなかったよ」 -佐藤輝は前のカード3試合でどうか 「いや、もう結果よ。それでも最後、最後の前か。犠牲フライの前か。おーん。あの打ち方できるんやったら、最初からやってくれと思う。(追い込まれて?)そうそう。もっと長打が出るわ。もっと自分のカウント、打者有利のな、自分の有利なカウントであの球が来たら、もっと振れるわけやんか。ツーストライクに追い込まれてるから、やっぱりコンパクトにポンとな、三遊間にいったけど。それはボール球を振ってるから、そのカウントになるからな。ツーボール、ワンストライクとかな。スリーボールワンストライクになってきたら、あの球でも、もっと長打はいくということや。追い込まれてるからコンパクトにいって、単打で終わってるっていう。そういう可能性もあるよ。それは自分がそこまでのカウントを、自分で追い込まれてしもうてるわけやんな。ボール球を振って。あれができるんやったらボール球を振るなよな、カウントがもっとようなるんやから、ほんなら長打が増えるよ」 -打席で普通のことを当たり前にということ 「いやいや、そういうことよ。うん。普通のことっていうか、ボール球を振ったらあかんいうのは普通のことやんか。それはもう、ずっともう言い続けてることやから。そんなんもう、みんなもう野球始めた時からそうやん。ボール球を振ってもええという、そんな教えなんか誰も受けてないわけやから。勝手に振りにいってしまうわけやからのお。うん。ボール球の打ち方なんか、ワンバンの打ち方教えてもうてないやろ。指導者から。それ教えてもうてないことをやったら、当たらへんわの。バットの長さは限られてるんやから、バットよりも遠いとこのボールなんか絶対当たらへんねやからな」 -ホームランが出ていないが 「いやあ、ホームランなんて出るよ、出るようになったら。ホームラン打ちにいったら、またおかしなってしまう。点を挙げることやんか。ツーアウトでランナーいてないとか、余裕がある時やったら、そら1発狙いにいこうというのも少しはええかも分からんけど。でもランナーいるときはチームのために点を挙げることやから。二、三塁でチョンとヒット打って2点とホームラン打って3点、そんな変われへんぞ。そやろ? それやったら、その方が確実性が高いわけやから、あないして三遊間の方に打った方が。3点と2点やったら、追加点にしたらそんな変われへんのやから。それやったら、ヒット、ヒットを続けていって点を入れていくと、いずれホームラン打てるわけやから。これから1本も出んわけないわけやから、まだ半分もあるのに。なあ、そういうことやんか」 -本塁打を増やすためにも打率を 「そうよ、打率よ。打率上がってったら絶対ホームラン増えるよ」 -近本は結果的にリフレッシュ 「おお、休めたなあ」