【解説】備えを再確認…今できることは? 初の南海トラフ「巨大地震注意」 検討会ではどんな議論が?
■備えは「1週間続けて」
藤井キャスター 「このあと1週間ほど注意が必要だということですが、今できる備えとは、どういうものでしょうか」 中濱デスク 「内閣府によると『巨大地震注意』が発表されたときの備えとしてあげられているのが、まず、つねに家族の所在場所を把握してほしい、ということです。地震が起きて離ればなれになってしまうことを避けるためです」 「そして、非常用袋やヘルメットなどを玄関など持ち出しやすい場所に置いておく。また、寝る時間が一番地震に弱く心配な時間なので、寝るときは枕元に、はきなれた靴などを置いておくことによって、仮に停電してもすぐ避難ができるよう備えてほしいとしています」 藤井キャスター 「都会にお住まいのみなさんは、街の明かりがあるので夜でも明るいイメージがあると思いますが、停電するとほんとうに真っ暗になるので、今のうちに準備をしていただきたいですね」 「たとえば、遠く離れたところに住んでいるお母さんや子どもたちにLINEをするだけでも、家族の所在場所を把握することにつながると思います。ぜひ今のうちにお願いします。そして、地震への備えですが…」
中濱デスク 「家具の固定をあらためてやってほしいと呼びかけています。震度5クラスの地震が来ると、家具が倒れたり、高いところにあるものが落ちたりしてケガをすることがあります。今回、『巨大地震注意』が出たので、あらためて家具をしっかり固定して、次の揺れが来ても倒れないようにしっかり備えてほしいと思います」 「そして、非常用持ち出しバッグの再確認です。入っているものの賞味期限が切れていないかも含めて点検してほしいと思います」 「家族との決め事とは、津波の避難ルートなどにもなると思います。しっかり家族と話し合って、どういった場合にどこに避難するのか、今のうちにしっかり話し合ってください」 「エレベーターは強い地震で止まってしまうこともあります。使ってはいけないわけではないのですが、階段で2、3階移動できるならば、なるべく階段を使うことも、備えのひとつになるかと思います」