マイクロストラテジーが2回目の起債、ビットコイン追加購入で
(ブルームバーグ): 暗号資産(仮想通貨)ビットコインを保有する上場企業で最大のマイクロストラテジーは、暗号通貨(仮想通貨)の追加購入に向け転換社債を発行すると発表した。こうした動きは2週間足らずで2回目。ビットコインが記録的な高値に上昇していることが背景にある。
マイクロストラテジー、ビットコイン買い増しのため6億ドル起債へ
14日の発表資料によると、同社が発行を予定しているのは2031年満期の無担保のシニア転換社債で、規模は5億ドル(約740億円)。8日には2030年満期の8億ドル規模のシニア転換社債発行を完了し、この調達資金でビットコイン8億2100万ドル相当を購入した。
20年に共同創業者のマイケル・セイラー会長は、インフレヘッジと現金保有の代替手段としてビットコイン購入を始めた。マイクロストラテジーが今年に入ってからビットコイン購入に使った資金は10億ドル強で、昨年全体の購入額の半分強に相当する。セイラー氏が購入を始めてからビットコイン価格は7.75倍余りに上昇した。
米国での現物投資型上場投資信託(ETF)登場を追い風にビットコインの今年の上昇率は約70%に達している。
原題:MicroStrategy Launches Second Note Sale to Buy More Bitcoin(抜粋)
(c)2024 Bloomberg L.P.
Olga Kharif