センバツ閉幕、総入場者数37万4100人 女子部員初のノッカーも
第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は最終日の1日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で決勝があった。3万人が見守る中、2年連続6回目出場の山梨学院が、6年ぶり22回目出場の報徳学園(兵庫)を7―3で破り、春夏通じて山梨県勢初の甲子園制覇を果たした。 【センバツベストナインに選ばれた選手たちを写真で】 新型コロナウイルス禍で制限されてきた声出し応援が2019年夏以来、3年半ぶりに解禁され、観客のマスク着用も個人の判断となった。また春夏の甲子園大会で初めて、城東(徳島)の女子部員のマネジャーが試合前練習でノッカーを務めた。大会の総入場者数は37万4100人だった。 閉会式で山梨学院の進藤天主将が大会会長の松木健・毎日新聞社社長から紫紺の優勝旗を受け取った。宝馨・日本高野連会長は「大会中にWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)で侍ジャパンが世界一になった。全国の高校野球の選手たちがあのような一流の選手を目指して頑張ってほしい」と述べた。松木社長は「歓声が湧くたびに高校野球の素晴らしさを身をもって感じた」とあいさつした。【戸田紗友莉】