8月1日に富山大空襲の慰霊大祭 県護国神社、境内に案内の奉行板設置
富山大空襲から今年で80年となる節目に、県護国神社(富山市磯部町)は8月1日、境内にある摂社・伊佐雄志(いさおし)神社で戦没者を悼む慰霊大祭を行う。栂野(とがの)守雄宮司は「大事な節目。犠牲者の魂に、多くの人が気持ちを寄せてほしい」と話し、大祭の案内を記した奉行板も設置した。 大空襲は1945年8月2日未明、米軍の爆撃機が富山市中心部に50万発以上の焼夷(しょうい)弾を投下。約11万人が被災し、2700人以上が亡くなった。 伊佐雄志神社は大空襲の犠牲者を祭っている。奉行板は昨年末、同神社前に立てられ、高さ約3メートル。 8月15日には終戦80年の記念祭を開く。